食事から摂った糖質や脂質は
クエン酸サイクルという営みによって
体のエネルギーに変わります。
同時に、このサイクルによって
体内にエネルギーを行き渡らせます。
クエン酸は、そのサイクルで入口の役割を果たしています。
したがって、クエン酸が不足すると、
出だしでサイクルが滞り、疲れやだるさを招きます。
人の体は元気なとき、弱アルカリ性を示します。
しかし疲れていると、次第に酸性へ傾きます。
そこでクエン酸を補給すると、
クエン酸サイクルがうまく周り
エネルギーをたくさん生産するため疲れが取れ、
酸性に傾いた体を弱アルカリ性に戻します。
さらにクエン酸は、摂取した栄養分だけでなく、
体内に蓄えてある体脂肪を分解して
エネルギーに変えるため、ダイエットにも役立ちます。
クエン酸は身近な食品からも摂取できます。
そもそもクエン酸は酸っぱい味のもととなる成分ですので、
一般的に果物はクエン酸を多く含んでいます。
中でもレモンやオレンジ、グレープフルーツ、みかんといった
柑橘系にたくさん含まれています。
また昔ながらの健康食である梅干しにも
クエン酸がたくさん含まれています。
同じく健康食材として挙げられるお酢は、
クエン酸とともにアミノ酸も同時に摂れるヘルシーな調味料です。
もっとも、お酢に含まれるクエン酸は実際それほど多くないのですが、
お酢の酸味をつくる酢酸が、体内でクエン酸に変わるため、
お酢を摂ることでクエン酸も補給できるのです。
また、クエン酸には酸化(老化)を防止する作用や、
胃液の分泌を促し食べ物の消化を促進させ、
栄養の吸収率を高める効果があります。
そして胃液に限らず、
摂取した栄養を体内で吸収しやすくする“キレート作用”が
クエン酸の注目されている働きです。
この作用は、ギリシャ語でカニのはさみ“キレート”に由来する言葉で、
カニがはさみで物をつかむように栄養素をつかみ、
吸収しやすい形にする作用を言います。
とりわけカルシウムやマグネシウム、亜鉛など、
人体への吸収率が高くないミネラル分の吸収には大活躍し、
亜鉛はクエン酸と一緒に摂ることで
スタミナアップにいっそう効果を発揮するなど、
クエン酸は他の栄養素が持つ効果を促す役割も担っています。
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発行者:佐久間 浩之
サイト:フーディン ~おいしいグルメライフを提案するサイト~
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ページ:
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